308/365 土曜の午後

 

 

みんな寝静まってから、

工事してる部屋にひとりいると

過去、いま、未来が押し寄せてきて困る。

 

スタジオにしようとしている部屋は

実家の建て替えのさいに

父母に使ってもらっていた部屋。

屋根をあげて、欄間と八畳間の壁をとっぱらったら

開放的で居心地よさそうな空間に。

 

いつも父が寝ていたあたりを見ていたら、

ふと思いもよらなかった感情が。

どうしてもっと早く、こうしなかったんだろう。

 

私に気を使って

一日中、部屋の中で過ごしてた両親。

 

こどものころ、あんまり幸せじゃなかったこと

もうとっくに忘れて、許してたつもりだったのに

老いて、頼られると

忘れていた感情がよみがえり。

余命宣告を受けた、がん闘病中の父と

最後の時間を共に生活できることが

本当にうれしかったし、

喧嘩どころではなかったはずなのに。

母の些細な言動に

いちいち、都合よく忘れられている過去を思い出し。

それは伝わっていき、

何かと冷たい言葉が行き交って。

 

そのまま父母は悲しい目をして

弟が建てた新しい家へ。

父にとっての最後の場所は

食堂であった空間も、家も

父の人生全部かけたものが消えた場所でもあったけど

それでも父は、弟の成長を喜んで

静かに死んでいった。

 

まだストーブがないので寒い、工事中の部屋で

オレンジ色のあかりを見つめながら

久しぶりに体育すわりをして

膝を抱えて泣いた。

 

どうしてできなかったんだろう。

どうしてそんな気持ちになれなかったんだろう。

父と母が来る前に改装して、

快適に暮らしてもらおうって思えなかったんだろう。

弟にはそんな気持ちがあったのに

どうして私にはそんな気持ちがなかったんだろう。

 

 

それは、それなりの理由があったんだけど

 

 

だけど

 

今思うとちっぽけすぎる。

 

 

愛されなかったから愛さない

思うように愛してくれなかったから愛さない

 

それがあたしの全てなのかなあ。

そうじゃないよね。

 

もし子供のころ、自分が支えられていたら?

ゆるぎない愛情で。

見守られて安心して育ってきていたら?

ダメなところはダメと叱られても

いいところを親が誰よりも認めて育ててくれてたら?

あんたに触られるのが世界で一番嫌い、触らないでと

手を振り払われたりしていなかったなら?

 

あたしは、きっと

多少のことではへこたれない、

しなやかで強くて優しい子になってただろう。

いつも笑顔で、

心の中があったかい海のようで

いろんなことを面白がって楽しんで

人と分かち合いたいと願う。

 

いつだってあたしはトゲトゲで

そんなものとは程遠く大きくなって

そのまんま、おばさんになって、

でも

出会った人たちが私を開放してくれた。

 

結局、最初から持っていたものは

ずっとそのまんま

原型は変わらない

 

ほんとうは何も変わってない

いっぱい遠回りしたけど

ずっとずっとそれがあたしだった。

それが証拠にいま、

心の中にあったかい海みたいなものが

日々揺らいでる。

あたしはそれに守られてる。

まだまだ子供には還れないけど。

 

どうしてお母さん一人に全部を求めてた?

 

結局、母には死ぬまで通じない物語。

あたしの家を勝手に掃除するという

一番いやなことを、

喜ばれると思ってせっせとやってくる。

そこじゃなかったの、お母さん。

それはあなたのお母さんが、

あなたにしてもらってうれしかったことだよ。

あなたがそうすると、

きっと昔、おばあちゃんが嬉しそうにしたんだね。

ばあちゃんのそんな顔が見たくて

あなた、子供のころから頑張ってたのよね。

あたしは違ったんだけど。

あたしはそれうれしくはないんだけど。

あたしをお母さん代わりにしないでください。

母として優しく見つめて欲しいのに、

私を認めてって、迫ってこないで。

 

でも、もういいか。

うちが汚いのは確かだし。

 

そしてあたしも、お母さんが喜ぶ顔みたくて

仕事頑張っていたんだよね。

外で働いて活躍できないお母さんの期待背負って。

 

 

でももう自分のために生きてる。

好きなように生きてる。

あったかいものと共に生きてる。

 

体育すわりのまま、目を閉じて、深く深く、

何も傷ついてないあたしをイメージする。

ピンクの柔らかいものに包まれて、

まるいまるい光みたいな。

それが海の上に浮かんでいる。

そう、

うまくやれなかったことは過去もいまも

山のようにあるけど

 

 

傷なんてどこにもない。

 

 

 

いつものように、バケツ持った母が来て

こわごわと私を見つめる。

髪が伸びたといって、気にしてる。

久しぶりに髪を切ってあげようか?と聞く。

そういえば20代からずっと切ってあげてた。

嬉しそうな母。

切っている間、顔に保湿パックをしてあげて

髪にブラシあてて、きれいに見えるように

カットしてあげて。

そのまま、イオンにご飯を食べに連れていき、

母とちびこはたくさんパンをおかわりして、

満足そうにしていた。

ふと母が、あんたきれいになったねといい、

美郷さんから教わった保湿の大切さを話すと

化粧水を買うという。

 

二人でイヤリングを見て、

お父さん死んだからもういいかなと思ったけど

やってみようかな、と母。

明るかった外は暗くなり、実家に送り家に帰る。

 

あなたに触られるのが一番嫌いと言っていたこの人が

わたしを好きでたまらないってことを

受け入れられそうな気がした土曜の午後。

 

 

youtu.be


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

304/365 ラーメンたべたい

youtu.be

午前中の婦人会会議のあと、

小学校の親子活動「いのちの大切さ」講話会へ。

江戸っ子みたいにきっぷのいい助産師さんが

10歳の子供たちにどうして赤ちゃんが生まれるのか

ほんとうのことをまず話してくれてました。

精子、膣、月経…飛び交う言葉。

話を聞いてる子供たちの背中が揺れる揺れる…

もぞもぞもぞ。

 

無表情を保とうとするときの

次女ちびこの顔を思い浮かべながら、

わたしも同じ顔をしていることに気づく。

少し早いかなとも思ったけど、

いやそんなこともないのかも…と。

 

お話は胎内のことへ変わっていき、

受精卵がわずか0.2ミリというのを初めて知り。

折り紙にあけた小さな穴を天井のライトに向けて

こんな小さいんだと実感。

受精40日の赤ちゃんの重さ、

胎内で7か月過ごした赤ちゃんの重さなど、

人形なのにずっしりとした重さを感じながら、

一人一人が手に抱いて

子供たちはお母さんみたいな気分になって、

お母さんたちは忘れてた何かを思い出す感じで、

言葉にならない気持ちを、わあわあ言ってた。

 

お産のとき一番頑張ってるのは誰でしょう?

という質問に、

なぜか「お父さん」って大きな声で言ってる子がいて、

お母さんたち大爆笑。

いやいやいやいや、それはない!

全員が総突っ込みしてて笑ってしまった。

 

その後、子宮の模型が登場し、

中に入っていた男子が胎児の役を名演、

実際のお母さんのもとへ這って行って

お母さんにだっこされて、おんぎゃーと声をあげるという。

みんなの前でやらなきゃいけなくてやってたことだろうけど、

お母さんも息子を抱きしめた途端、

何か思うところあったのかもしれない。

少し長めに優しく抱きしめていた。

きっとそれぞれに、今に続く物語があるのだと。

 

「いのちの大切さ」とストレートなテーマに対し

お尻がもぞもぞしてしまってた私だけど、

最後に助産師さんが、

どんな命にも必ずいいところがあります。

絶対そうです。

あなたは自分の良いところを知っていますか?

自分なんかダメだと思っていませんか?

絶対にそんなことはないんです。

精子卵子が出会ったのはものすごい奇跡です。

3億の精子の中からたった一つが、

たまごにたどり着いた、それがあなたたちです。

お母さんが命をかけて一生懸命産んでくれた命です。

 

とお話していて、

たぶん、ちびこが帰ってきたら

きっと目がウルウルしてるのを覚悟した。

 

一番、心に残ったのは、

 

その都度、精巣で作られる精子とは違って、

女の子は生まれた時から卵子を一生分持っているんだね。

それが年齢とともに少しずつ減っていく。

なぜそのことが、切なく思えたのか理由はわからない。

愛する人の子供を産むために

そういう尊いものに出会うために、

生まれた時から準備されてる。

待っている。そのときを。

チャンスは少しずつ減っていく。

そういう運命の生き物。

とりあえず、それはもうこの時代、

選択の自由でもあったり、

そうしたくても出来ないこともあるので、

センシティブな話になっちゃうから

この辺でやめるけど

本質的な女性っていうものを捉えた一瞬でした。

 

 

そんな女の人のこと、男は大事に大事にしないとね。

いや、してるのかもね。

してたつもりが、自分の大きな夢に夢中になって

忘れてたり、後に引けなくなったりね。

女性もね、大切にされていても気づかなかったりするのかな。

愛される価値が自分にないような気がしたり、

知らぬ間に男と競争してたり、

意地があきらめになったり。

でも本当はね、それぞれの違いをリスペクトしあいながら

信頼していつまでもともに歩いて行けたらいいよね。

あたしは歩けてないけどwww

 

あれ、なんでこんなこと書いてるんだろう。

と思ったら、ちびこが帰ってきてやっぱウルウル。

わたしを産んだ時の話をして、ママ。

と、抱き着いてくる。

ママになってるし💦

 

 

えー、はい。

えーと、あの時は予定日を少し過ぎてたのに

あたしは締め切りで…

破水したのにバスタオル巻いて映像編集してました。

そして無事納品が終わってから助産院行ったよ。

夜食のお弁当もデパ地下で買った。

お腹痛かったけど、疲れ果てて夜中の12時まで爆睡。

でもいよいよ痛くて起きて、生まれたのは夜中の4時。

しかも週末で、料金がめっちゃ高くなっちゃった。

昼に産めばよかった…。

 

そうじゃないの! 

ママの体が出産近くのころ、

どんなに大変だったか教えて。

 

えっ

 

ママもう39だったから、糖尿病の疑いやら何やらで。

むくむし、動けないし、でも仕事は山盛りだし。

 

夜中じゅう仕事して朝8時に寝て昼におきる。

そんな生活。

赤ちゃんにごめんね、ごめんねってたくさん謝ってた。

赤ちゃんもしんどくなるとお腹張ってきてね、

その時だけソファーで休んで。

ごめんね、ごめんねって。

なのにこんなに元気に生まれてきて。

それだけでも本当は感謝感謝だよね。

 

…って、ちょっと、ちびこの意図と

話は、ずれていたみたいだけど、、、

 

 

お母さん、ありがとう

 

…それがやりたかったか…。

 

 

違う違う違う。

えっとそうじゃなくて、、、、

でもまあいっか。

 

そのあと、ちびこは。

 

 

今日はいじめてくる子に言ってやったの。

ほんとに男って精神年齢低いわねえ。

ばっかみたい。

そう言ってやったんだよ。

言えたよ。

 

そっか。

そうでしたか。

 

 

思春期の始まりね。

長い長い物語がこれから始まるのね。

 

お母さんはもう卒業したいの。

まあるくなりたい。

それでもう見事に女性を生ききって

生まれ変わらなくてもいいように死にたい。

 

ああ、ラーメン食べに行っちゃおうかなあ。

ひとりで。

 

男もつらいけど、女もつらいのよ。

友達になれたらいいのに。

くたびれる毎日 話がしたいから

思い切り大きな字の手紙 読んでね

 

矢野顕子さんもそういってます。

 

 

 

 

297/365 urakata

春からずっと信用金庫の梅津さんが

家に通い詰めてくれて、

ちゃんとした起業をすすめるのでした。

なんだか何者でもないことに慣れてきて、

誘われるがままイベント出たり、

色んな事引き受けたりする生活に慣れたころ。

商売頑張ってみても、

支払いしてくれないお客様だっていて、

自信もって請求できない自分もいたりして、

宙ぶらりんなまま、

周りに助成金で活動してる友人が多くて

それに挑戦してみるべきな気がしたり。

周りはそれで活躍してるのに、

それができてない自分がダメな気がしてんのに

いまさら起業とかって…っていう。

 

なにしろ2012年ぐらいにそれで一回挫折してるし。

そのあとも何度も盛り上がっては挫折して。

 

が、梅津さんあきらめず。

そんでなんだか、知らない間に信用金庫さん側で

チーム組んでくださって、

大工さんも交えていつの間にか話は進み、

そんな高いならやらないっていうと

半分値下げするし、

時々トーンダウンする私をよそに、

絶え間なく打ち合わせに巻き込まれ、

事業計画だって、昔あんなに苦労して出来なかったのに

ちょろっと話しただけでもう形にしてくれて、

あれ?っていう間に、もうあとは私が開業届を出すだけ。

今日は役所関係いろんなところに

ハンコ押しに行って書類もらって、

届を出してきました。

 

よく考えると10年前からフリー。

なのに、申告はしてるものの

ここんとこは特に何もせず来て、突然の社会復帰。

なんの感慨もないままに…

 

開業日は、昨日の母の誕生日にしました。

 

 

そして信用金庫の梅津さんは突然の栄転になりました。

わたしを一人前にしてくれて、

突然、笑顔で去っていきました。

 

とても不思議。

 

そんななか出会ったお客様たち。

これから頑張ろうって思ってる女性たちの

一歩踏み出す瞬間を形にすること。

 

終活考えてるシニアの終わりではなくて

生きている今を形にすること。

 

わたしを忘れ、

裏方としてきちんと仕事をすることが

これからの命題なのだと

改めて思った次第。

 

今日はこれから満月に。

 

この半年抱えてきたものが色々。

すべて自分のなかでブレない軸となって

今と未来を生み出してる。

いつのまにか、こんなとこにいた。

いつのまにか。

いつのまにか。

 

投げ出したいこともいっぱいあったはずなのに

人に支えられてる。

 

なにもしなくとも。

誰のおかげなんだろ。

 

何があっても

どんなときも笑っていよう。

しんどいときは寝るに限る。

いつだって守られてる。

大丈夫。

 

今日は早めに寝よう。

おやすみなさい。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

285/365 本音のみ込んで隠したって結局バレてるじゃん

youtu.be

と、思う。

特に自分にバレてるし。

 

我慢してよいこにして、誰かを幸せにできた?

どうせこんな自分だよ?

ろくでもない人生、せめて正直に。

獣なら獣です。

 

そう、獣だと思えるなら、

謙遜してごまかすこともできない分、

もう突っ走ってるはず、何をグダグダしてるのか。

笑う人、指さす人、見下す人全部

視界から見切れてくぐらい、

そこにたどりつけばいいのに。

 

あ、すみません。

またポエム書いてた…ひさしぶりに…。

 

11/8にさそり座木星期が終わります。

この一年、何をしていたっけ?

わたしは古巣のあったかい皆さんから離れて、

知らない町で人とたくさん心通わせてました。

なんでこんなとこにいるのか?

不思議なこといっぱい。

そして仲間には許されてたことも許されないから、

ちょっと自分を成形もした。

遅刻しないとか(してたけど)、

ちゃんと計画するとか(もれもれだけど)。

 

離れる縁もたくさんあり、

残る縁は心の奥に触れるほど本当に深く。

自分で決めるより先に、流れが速くて。

気づけばそうなっていた。

 

そんな1年の集大成として10月のイベント。

古巣の仲間、新しい不思議な友達たち、

たくさん入り混じって過ごす一日。

こんなクソ生意気な嫌な奴でも迎えてくださって

心からありがとうございます。

手伝ってくれる方にも心からの感謝を。

これまでのたくさんのものに、ありがとう。

そして何か本当に区切りが生まれるような。

 

 

次は、いて座木星期。

11/8から始まる、真実の物語。

心から願ったことが叶ってしまう季節がくる。

何をして生きる?

どんなふうに生きる?

誰と生きる?

さそり座木星期に深く築いたもの、学び、人間関係

この10月に妥協せず確信を得て、

それが基軸となって次の一年の波がくる。

とてつもなく大きな波。

 

幸運スパイラル。そして容赦ない。

ほんとうのことしか持っていけない。

 

自分は何者なのか

確かな絆をベースに

新しい道の領域へ

 

 

ってことらしいです。

たぶん。

でも、わたしの勝手な解釈。

適当なんで信用しないでください。

てへ♥

しかも、ほんとに285日経ったのかも

定かでない…

 

どなたさまも、この10月

苦しくも愛おしい日々を

目をこらしてお過ごしくださいませ。

 

 

それでも

愛おしさが、夢が、希望が

そして醜く弱い自分、ひどい自分、絶望が

生み出してる今を

それでよしとして、未来を見つめてまいりましょう。

自分だけの真実のみを。

 

あれ?新キャラになっちゃったな…

まいいや。もう寝る。

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

255/365 グランドゴルフ

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早急にやらねばならぬ仕事に追われつつ、

こころの整理もしなければならぬ感じがあり、

思いきって太田町へ。

太田分校さんのグランドゴルフ大会。

芦原先生に誘われていたのを思い出し走る。

 

休んでる場合でないけどなあと

後ろ髪を引かれる思い。

が、秋田市を離れるにつれ、

快晴のお天気に気持ちも晴れる。

 

奥羽山荘隣接の会場にたどり着いてみると

最高の景色!

 

 

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なんだーこの景色は!!!

 

 

分校生徒だけのグランドゴルフ大会かと思いきや、

地域の皆さんもご一緒!

生徒とおじいちゃん、おばあちゃんが

5~6人セットになって3ホール回るのです。

 

我がチームのおじいちゃん、おばあちゃんは、

東北大会へも行くような達人で、

フォーム、ゲームへの姿勢に対し

厳しく指導が入る。

 

最初はもう少し楽しくやりたいなあと

思ってたのだけど、、、

基礎から徹底的に教えられ、

自分のメンタル、弱点を指摘されていくにつれ、

気づきがたくさん。

打数が減り、なにか掴めたころ、

おじいちゃんが言った。

 

そうだ、そんなふうにな

肩の力抜いてやればいいんだよ。

あんたな、うまくやろうと思うな。

あんた、打球もまっすぐ、フォームも素直だ。

あとは一つ一つの基礎力をしっかり上げていけば、

必然的に全体が上がる。

あんたに必要なのはそれだけだ。

何も狙うな。ただただ全体を上げろ。

 

なんか、今仕事で悩んでることに対して

どストライクのメッセージを貰った気がして

おじいちゃんの顔をポカーンと眺めてた。

 そしたらおじいちゃんが、

 

だから、

グランドゴルフを本気で始めてみないか?

これから20年、いいとこまでいくぞ!

 

それ聞いて、あっはっはと

笑ってしまい、失礼なことしたけど

50でもまだ可能性があるものが見つかり

有難かった。

きっとおじいちゃん、日々プレイしながら

もう少し若かったらなあとか

若いころからやってたらなあって思うこと

あるんだろうなあ。

80でも夢中になれるものがあるのはいいな。

 

最終的に、一緒に回った16才の女の子と

ハグするほど仲良くなり、

おじいちゃんとおばあちゃんと

分校さんから頂いたお弁当を食べて、

おじいちゃんが漬けたなすがっこ貰って、

ボリボリ食べて、

分校の郷土芸能部の演目を拝見した。

 

唄、踊り、太鼓、三味線、横笛、、、

みんな学校では普通の高校生なのに、

発表が始まったらプロの顔してた。

なんだか、受け継がれるものがあるっていいな。

なんだか分からないが泣いてしまった。

やりきったあとのみんなの誇らしげな顔も

キュンとした。

 

司会の生徒会長のトークも、

プロ並みにお上手で、いつも惚れ惚れ。

 

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なんとなく、すぐに帰る気分になれなくて

木のそばに座り、

木と話すみたいに、こころの整理。

 

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おじいちゃんの言葉も手伝って、

木のパワーも手伝って、

泉のように湧いてきたものが真実だなって悟った。

うん。

シンプルにがんばろ。と思いながら

おじいちゃんから貰ったバナナを食べた。

 

忙しくても仕事や役目、

悩みそのものから離れた方が、

いい時もあるんすね。

 

というか、逆に言えば

どこにいても答えは降ってくるのかもなと。

246/365 プロとアマチュア

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今日は二つ、声かけていただいていて

でもどちらも同じ時間だったので、

悩んだ結果、

去年から追いかけている中学校の

吹奏楽部の3年生の写真を撮りにいってきました。

もう一つの大曲農業高校太田分校、

70周年記念式典は残念ながら行けなくて、

でも先生のご厚意で、

作った30分の動画を流していただけることになり、

ほんとうに嬉しかったですが。

見たかったなあ…

でも中学校の生徒さんの笑顔や涙、

いっぱいカメラに収めてこれて幸せでした。

 

1年、おいかけて3年生の引退の動画を作る。

 

プロなら採算がとれず

請け負ったりしない仕事かもしれません。

正直、そう思う。

 

でも、精神的に引きこもっていた時期に

長女が吹奏楽を始めてしまい、

部活を見に行きたいけど行けないわたしが

どうしたら部活に足を運べるか…

苦肉の策。

ボランティアで作らせてください。

震えながら、役員さんたちにPresentationした夜。

カメラと一緒ならどこにでも行けるから…

出来上がった動画を3年生を送る会で

100人の人が見てくれて、

そのなかの一人のお母さんが見終わったあと、

立ち上がってかけよってくれて

「本当にありがとう」と泣き崩れて

抱きしめられて、

そこからわたしのママ友恐怖症が

少しずつ和らいでいった「きっかけ」

勇気をかき集めて歩くことに目覚めた、

最初の一歩だから。

 

それが、いつのまにか

曖昧に仕事になっていき

下手すれば5~6校まで届きそうな勢いになって

でも、やればやるほど採算が…

そのへんで苦悩したのが去年。

すっぱり、年1校だけに決めた。

結果、それでよかった。

 

この1年は中学校のみんなに

とても大切に大切にしてもらって、

今まで当たり前にやってきたことなのに、

仕事なのに、

ありがとうございますって受け止めてくれて

むしろこっちの背筋が伸びる。

 

7年。

夢中だったときも、楽しかったときも、

何をやってもダメなときも。

それでもただただ、

長女を音楽に導いてくれた環境や

出逢った人々に恩返しのつもりで続けてきた。

娘が卒業しても…

ずっとそのまま、それでいいって思ってたら、

だんだんお金がもらえるようになり、

今は…

ありがとうって届く、たくさんの愛情。

生きてると、

いろんなことがあるもんだ。

つくづく、そう思う。

 

映像がどうして好きなのか自分でもよくわからない。

ほかに得意なことのほうがいっぱい。

なのに、人生の節目節目で

ほんとうに好きなことに向かおうって思う時、

いつも映像制作の世界を目指してて。

 

デザイン会社に就職して普通に適正もあって、

だけど26のとき、本気で人生やり直そうって

そのとき、山王にある

大きい映像会社の募集を見たんだけど

どうせダメだろうなって勇気出せなくて

小さなビデオ制作会社の

ビデオカメラマンの面接を受けて落ちて。

でも事務で入ることになって

そうこうしてたら上司が会社を休む日が続いて、

納品しなきゃいけないマックスバリュの動画…

でもそれはメインの仕事に追加で依頼の、

価格も安くて内内に残すための動画で。

それでも見よう見真似で一生懸命作って。

会社が女性たちの働く環境を

一生懸命よくしようって思ってるのが伝わってきて。

それを形にしたいって一心で。

そしたら完成品をみて、周囲も先方も驚いて

期待してなかったのに、なんだこれ⁉って

頭をくしゃくしゃになるぐらい、

なで回された記憶がある。

 

それでも会社にはたいした売り上げじゃない。

笑っちゃうほど。

その後、やればできるんじゃ?と勘違いして

スカパーの仕事をやらせてもらったら撃沈で、

先輩に大迷惑かけて。

結局、先輩に作り直してもらったようなもん。

何か、裏側ビデオ作ってたときに流れてたものが

全然なくて。

わかんないまま、チャンスとおさらば…。

 

その後、離婚したときも

知り合いも誰もいない仙台の町で

慣れたデザイン作業で

自宅で10万以上の仕事を見つけたのに、

なぜか保証のない動画制作のほうに突き進んで

案の定、苦労ばっかして。

でもプロフィールムービー作りは本当に大好きで

100組以上作ってるのに毎回泣いてた。

そして、たまに入る企業のPR動画とかは撃沈…

 

それは今もそうで。

どんなものでも結果を出すことができなくて。

いつまでもアマチュアな自分に辟易し、

落ち込んだりしたこともあったけど

最近、ほんとに

映像でお金を稼ぐ人には

永遠になれないかもしれないなあって自覚した。

でもお金じゃないところで、

自分にできる狭い範囲の存在も感じるから

それをやればいいだけなんだと。

ちょっと楽になった気持ちもする。

 

弱音なんて吐くな。

ひとりでもあなたの作ったものに

感動した人がいるなら、

その相手に対して失礼です。

って、プロ中のプロに怒られて、

そうだなあって。

お金稼ぐ、稼がないって部分以外のところで

真剣に問われて

泣きそうなほど嬉しかったんだ。

 

報われたかったのかなあ。

頑張ってるのにって。

 

とりあえず、気合入れなおして

九州のメーカーさんの動画、

これもまた…わたしが安いから

いただけた仕事だけど、

だからこそ気楽に楽しんでやってみたら、

先方がとっても喜んでくださって、

シリーズ続投がどんどん決まって。


代理店さんも大喜び。

そして、先方が「プロみたいだねえ」って

言ってくれてましたよって、

嬉しがると思ったのか教えてくれた。

とほほ…

笑っちゃったけど…複雑だったけど…

でも、まあ。

まあ、いいか。

まあ、いいよ。

 

食うための他の仕事も抱えながら、

一歩、一歩だ…

 

昨日、嬉しい連絡が一つ。

ケーブルテレビのオースティンさんから

これまで作った動画を

10月のイベントで紹介させてくださいって。

何本かピックアップして流したい…と

仰ってくださって。

 

ほんの少しずつだけど、

ほんの少しずつだけど。

 

真心でかけたエネルギーは

必ず形を変えて戻ってくると

 ただただそれだけ信じて歩ける自分に

そうなれるように。

望んでることは、

ほんとはそれだけなのかもしれないなあ…。

 

頑張っても報われないこともたくさんあるのに、

とても欲張りな想いだけど。

 

でも信じたい。

信じたいから頑張る。

それがわたしが唯一知ってる方法…

だから時々揺らぐよね…

修行みたいで疲れちゃう。

ほんとはもっといろんな方法があるのかもなあ

人生の高速、乗ってみたいなあ

でも頭が悪いから、無理かもなあ。

 

 

これからまた、いろんなものが押し寄せて

忙しくなりそうなんだけど

その前に心は小休止。

すごくこれからのことを考えている。

 

 

そうしながら、いまは

中学校さんのDVDを仕上げることが

楽しみでしょうがない。

3年生の心に届くといいなあ。

 

 

 

 

240/365  倒錯の夏

 

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昨日は満月だったのに、
次女の夏休み最終日で、心を鎮める暇なし。

日付をまたぐあたりまで鬼軍曹になって

そのあと仕事して、明け方寝て。

 

なんとか次女を無事に学校へ出し、また仕事。

ふと気づけば、もう帰宅時刻。

帰ってくるなり、友達たちと遊びに行くと宣言。

何か月ぶり??

ちょっとびっくり。

 

夏休みの間、

結局、いっぱい怒ったなあ。

優しいお母さんにはなれませんでした。

 

でも、自分の世界のこと

いろいろ聞かせてくれた。

オタクってバカにしながらも、

ちびこの世界の中のストーリーには

ちゃんと耳を傾けてたよ。

 

卵焼きとか焼きそばとか、ラーメンとか

作れるようになって、ごはんも炊けて。

新しい猫ちゃんがきて、

約束したからトイレの世話もちゃんとしてる。

イラストの作風も大人っぽくなって、

苦手な手や横顔も一生懸命描いてる。

 

まあ、成長したんじゃあないだろうか。

 

 

母はどうだろう。

 

母は。

母は…。

思い出せない…

 

あっ、DVD発売になりました!
うん。

 

あっ、そうそう

金農…

 

そのせいで仕事すすまなくて

そんで、試合終了後の

甲子園の虹と金農の虹。

 

そのことをずっと考えていたのでした。

 

自分たちの力以上のものを引き出してもらった

 

そう少年が言っていて。

そうだなあって。

彼を通して、チームを通して

全国のひとがいま見なきゃいけないものを

見せられてたのはなぜなのか…

そんなことを。

 

 

ほんとうは

制限をかけているのは人間だけで、

 

宇宙は全部叶えてあげようとしているとしたら。

 

チームがみんなで甲子園で優勝するって信じて

怖れを抱かずに歩き続けたこと

が、決勝は「やっぱりダメかも…」

って思った瞬間からのコテンパン。

 

でも、よくここまで恐れずに歩いてきたね

って。

その両チームの勇気ある姿を、

まっすぐさを、尊いものとしてたたえる虹。

 

 

信じることを恐れない

宇宙はそんな周波数を拾い上げては

叶える気満々だとしたら?

ほんとうは全部叶う世界だったとしたら。

生きたいと願ったなら

どこまでも生きられる世界だとしたら?

 

日々降り注ぐ光は愛で、

ほんとうは

それしかなかったとしたら…

 

なんてことを想った夏。

 

あ、宗教には入ってません…

でもそんなこと考えてたらちょっとクラっときて

たまたま龍がついてるって人に出逢ったりとか。

あなた、ほんとはこっち側の人間だよねって

最初に言われ。

ちょっと油断すると、うっかり外れていく。。。

でもちょっと待って。

なんで外れちゃダメなんだっけ。

占い師と水商売だけはしないって決めてるけど

そもそもなんでだ。

見透かされたように「ブロック、たくさんだね」

と、ニコニコ笑われて、

それがなければ、収入がいまの10倍なのにね。

なんでわざわざ苦しんでるのかなあ…と

 

 

そのあと引かされたカード

ひっくり返してみれば「TRUE LOVE」

 

 

あなた、今生では真実の愛しか探してない

もう自分ばっかり与えるのやめたらいい

愛されてしまいなさい

 

どわーやめてーーーーーー

 



思ったんですよ
少し前、

満月に誓ったの

 

あたし、嫌になるほど愛されることにしようって。

ほんと、もういいから、

もうおなかいっぱいだからってぐらい

愛されることにするって。

そう覚悟したらどうなるのか、

あたしはどうなるのか、実験しようって。

 

 

それを味わってから

満月のもとに還るんだって

 

やめてーーー

シンクロこきたくないんですよ


 

 

変人は変人なりに大変なんですよ。

さいころからどれだけ

普通の人になりたくて

真似して頑張ってきたことか

 

外れちゃったほうが、楽なんだってさ。

そのほうが稼げて、

そのお金で周りをたくさん豊かにできるんだって

 

自由になればいい、

もういい加減自由になっちゃえ

ブロックなんてはずしちゃえ

潜在意識の9割使ってない

自分が一番よく知ってるはず

 

きっと常套句なんだろうなあ

きっとそうだろうなあ

 

ああ、だけど

ああ、だけど

 

金農だって見たよね

信じること、大事だよね

そう

自分を信じた度合いで目の前の景色は変わる

それは知ってる

 

 

 

それでもまた夜が明ければ何事もなかったように

みんなの真似をして

社会人として頑張るのだろう、、、

 

さあ、仕事は山積み。

明日も笑顔で。

当たり前のことをなんとかできるように。

 

でも心のなかだけは自由。

どうする?

 

 

あたしは信じる?

あたし史上、最高に尊い思いを抱いてみる?

信じる?

自分が直感したことを。

そうなるだろうって思うこと

きっとそうなんだってことを

真実にするために

 

ってな、倒錯の夏。

 

 

 

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