174/365 奥羽山脈
ドローン美女と太田分校へ行く予定だった21日。
雨で、太田一人旅に。
その日は、田んぼの雑草を全校一斉で抜く日で。
この直後も結構な雨が。
大きな木の下で雨宿りしながら、
分校が好きかどうか生徒たちに尋ねる。
リップサービス半分、でも。
わかる。
ほんとにこの学校が好きだってことが。
生徒が少ないけれどその分。
先生の生徒たちへの愛が半端ない。
教える、ではなくともにある。
木造校舎のこの空気を一緒に吸い、
季節の移り変わりを共に味わっている。
大きな学校では自分の存在を少し見失いがちだったみんなが
ここで必要とされ、力を発揮し、
3年の間に見違えるように育つ。
その姿を見守りながら、
どうか社会を生き抜いていってくれと先生たちは願っている。
そんな祈りが満ちている。
学びってなんだろう。
生きる力だと思うんだけれど。
イージスアショアの件で、メディアに出すぎて、
この1週間、悲しく思うことが積み重なり、
意図しないところが使われたり、
予期しない出来事がたくさんあった。
今日も。
もちろん、
それを上回るほどの人のやさしさも多々うけとったし、
それはありがたすぎるほどだし、
自分のなかで別な方向へ燃える部分もあったし、
別に折れたわけじゃない。
どんな経験も基本、ウエルカムで、
清濁併せのんでやるといつも思ってる。
よいことばかりを期待して生きているわけじゃない。
でもなんだか思ったんだ。
その日、やるべきことを終えた大仙の図書館で。
ほんの少しだけ放電しながら。
子供たちの未来に、ミサイルを残すかわりに。
もう残りの日々は。
その倍にもなるような何か魔法のような希望を。
贖罪といったらおかしな具合になるけれど、
そんな負け試合と最初から決めてたらあれだけど。
でも、いつだって今できることをやるしかないでしょう?
そんなわたしに、今日も奥羽山脈は。
「いらっしゃい、よく来たね」と。
わたしは今日も笑顔で頑張ったよ…