179/365 笑顔

f:id:life-history-mushroom:20180628163416j:plain

大曲農業高校太田分校70周年の試みである

「分校レストラン(中里温泉)」に

なぜかちょっとだけ加わっています。

いよいよ明日は大仙市役所で記者会見、

市長から詳細が発表されます。

ドキドキ!

 

最初の全体会議のときに、みんなで自己紹介。

自分が大好き!な何かを発表してください、と

太田支所の本間さんが。

自転車の練習、ジャズ…みんなが口々に発表していくのを

撮りながら傍観者でいたら突然!

伊藤さんも答えてください!と話を振られ。

不意打ちをくらい、3秒ほど絶句したものの

自分の口から出た言葉は「ああ、そうですねえ…笑顔です」

「笑顔が好きだから、笑顔を撮っています」

と答えていたのでした。

 

えっとね、

ちっさいころ、親がいつもケンカしていて、

たまに父と母が笑ってると嬉しくてですね…

子ども心に震えるほど嬉しかったんですね…

ほんとに泣きたくなるほど嬉しくてですね…

 

いやいや…

そういう悲しすぎるエピソードは言いませんでしたけど。

それはさておき。

 

すっかり忘れて先日、分校の運動会にお邪魔したとき。

一人の女の子が言いました。

「あっ、笑顔が好きなお姉さんだ!」

嬉しかったですね。

嬉しかったです。

そんな些細なこと覚えてくれたなんて!

しかもお姉さん…

まだお姉さんと呼んでくれる人がいた…

(ま、それもさておき)

 

こんなどうでもいい文章にお付き合いいただいて、

ほんと申し訳ない。

でも満月ですから、書いてしまいます。

 

新月から半月、表面でも内側でも

濃い出来事が多かったので、処理が追い付かず

だんだん言葉にできなくなり、シンプルになれず。

今もそう。

でも少しだけ気づいた、ザワザワする日々のなか。

 

映像のプロ中のプロ…

勝手に師匠と思ってる(時々破門されるけど)

ある方の映像を見ていると、

引きの画面でも、とてもきれいで。

アップをきれいにって、なんとなくできるのに、

引きに物語つけるのが苦手で。

何が違うのか、師匠に聞いてみた。

 

すると師匠は。

 

シンメトリーはシンメトリーにとことん拘る。

それから、

カメラで撮らない。目で撮る。

つまり、目線。

 

そっか。

わたしの目が何を見つめているのか、

ただそれがそのまま表れるだけなのか!

 

そう思ったら、なぜかホッとした。

そしてゾクゾクした。

そっか、気づいてなかった。

 

わたしの目線がとらえたものを

画像を見たひとが追体験するのか!(当たり前…)

どんな立ち位置なら新鮮?

人の目線ってどんな位置に自然に感じる?

その人に何を見せたい?

どれだけ届けられるか、揺らせるか、

結局そういう問題。

無意識でしていたことが、意識とつながった瞬間。

(遅い…)

 

自分は、まだまだ曖昧に「きれい」「汚い」を見てる。

もっともっと、ど変態にならないと…

もっともっとふり幅を追い求めていいのだ。

本当に中途半端。

どこまでいっても中途半端。

あ~~~~~~~~~~クソ!

ダメダメな己を知る。

(そしてシンメトリーの件はまだ肌感覚でわかっていない…

つまりアシンメトリーも中途半端ではいけないということか)

 

 でも。

最近如実に自分のことに気が回らなくて、

気づけば白髪頭、ボサボサ頭、眉毛なし

服にご飯粒ついてる…

久しぶりにフレンチ食べたけどボロボロこぼす…

食べ方も忘れてる…

だいじょうぶか?と思いつつ

 

なんとなく自分が小ぎれいになったりして

変にテンション上がると

気づけないのだ、対象や身の周りの微妙な変化に。

だからそれを選ばなくなってて、

忍者のように気配を消したかったりする。

そのエネルギーを違うものに注ぎたかったりして。

裏方へ…

 

だけど、それを本気でやるのなら、

それこそ自分を大事にしないと、

人を満たすことはできないんだって、

近所のイシカワ先輩が言う。

口がすっぱくなるほど言われる。

(口をすっぱくして言うの間違いか?)

 

メンテナンスしてますか

乾いていませんか

枯渇していませんか

徹底的に休んでいますか

休みの日にどうやって自分を楽しませていますか

満たしたいなら、まず満たされることです

 

 

 

本当はもう寝食忘れ、子供も忘れ、寝袋もって

何かに夢中になって、

どこかに行ってしまいたいのを必死で抑えてる。

全力…そのほうが楽だったりする。

悲壮感まるだしでやるだけやりきって、ばったり倒れたい。

 

でも、それじゃダメなんだって。

なんかいろいろ面倒くさいけれど、

 想いがあって、行動があるなら、習慣につなげなければ。

 

が!

自分が何で満たされるのか、

そっからだよ…ひいいいいい

いっぱい背負って追いかけて走って、綱渡りして

限界超える以上に楽しいことが思いつかない…。

 


と思っていたら。

木を削ることに異常に快感を覚えた自分がいました。

(オチはそこかい…)

 

f:id:life-history-mushroom:20180627082128j:plain

こんど、お皿つくるんだあ。。。。

 

おしまい。

 

 

嘘です。

今日は、88歳のおばあちゃんの遺影写真のデータ補正。

一人暮らしで離れた場所に住む家族の誰にも言わずに、

ひとり準備した遺影写真。

テーブルに冷やした果物と麦茶、お菓子がたくさん。

食べてね…と、ご用意してくださってた。

きれいにお化粧して、何を着るか何日も考えて、

美容院にもいって、いろんな準備なさってくれていて。

楽しかった…と。

おばあちゃんが亡くなったあと、家族が見つける写真たち。

そのなかに一枚でも

「ああこれはたしかに、おばあちゃんの笑顔だ」

そんなふうにおばあちゃんの本質を映し出せる

人間になれますように。

そしてそして、モヤモヤのなかから生まれた新たな夢。

 

子どもたちの目に、

魔法使いのように映る、人間になれますように。

そんなことを真剣に考える、あほな大人でした。