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先日の市川海老蔵さんの特番を見ていたら

6歳の勸玄くんが、

千秋楽で自分の演技に納得いかず楽屋で泣いていた。

周りからしたら立派につとめて「すごい」の一言。

でも自分を許せず、鏡の前で涙をこぼす。

その足元に姉の麗禾ちゃんが座り込み

励ましの言葉も何も言えずにただ弟を見つめながら

ハラハラと涙をこぼしていた。

 

 

物心ついてすぐ失った大きな存在

ぽっかり空いたものを

二人小さな胸に抱えながら

お父さんを支えなきゃ

お父さんの大事なものを自分たちが守らなきゃ

お父さんが壊れないように

 

そうやって

こんなに小さいのに

魂で生きる道のりの中に在る、

選ぶ選ばないすらなくて

 

 

本当は怖がりでシャイな麗禾ちゃんが

父や弟の姿にひっぱられながらも

共に同じ場にいて

人前で踊り、拍手を浴びて

苦手なことでも、どこまでも向かっていけるのは

大切な人のため…

家のためとか弟との競争心なんかじゃなくて

二人が感じていること、味わっていること

見ている世界、

置いて行かれないように

ちゃんと理解してあげられるように

何があっても応援したくて

誰よりも一緒に体感していたくて

その様子が愛でしかなくて

お母さんのような…

年なんて関係ない「母性」というか

誰かを本当に愛してる女の在り方で

見ていて心が震えた

 

これでいいんだなって思った

 

男の抱える孤独を見つめて

寄り添う

自分の道を勇気をもって歩いていく

そして花を咲かせる

相手のこころに雨が降ったら傘をさして

だいじょうぶだよって微笑む

相手が楽しそうだと嬉しくて

疲れてると安らいでほしくて

ただただ

 

 

 

きれいだよね

きれいなもの見た

 

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