304/365 ラーメンたべたい

youtu.be

午前中の婦人会会議のあと、

小学校の親子活動「いのちの大切さ」講話会へ。

江戸っ子みたいにきっぷのいい助産師さんが

10歳の子供たちにどうして赤ちゃんが生まれるのか

ほんとうのことをまず話してくれてました。

精子、膣、月経…飛び交う言葉。

話を聞いてる子供たちの背中が揺れる揺れる…

もぞもぞもぞ。

 

無表情を保とうとするときの

次女ちびこの顔を思い浮かべながら、

わたしも同じ顔をしていることに気づく。

少し早いかなとも思ったけど、

いやそんなこともないのかも…と。

 

お話は胎内のことへ変わっていき、

受精卵がわずか0.2ミリというのを初めて知り。

折り紙にあけた小さな穴を天井のライトに向けて

こんな小さいんだと実感。

受精40日の赤ちゃんの重さ、

胎内で7か月過ごした赤ちゃんの重さなど、

人形なのにずっしりとした重さを感じながら、

一人一人が手に抱いて

子供たちはお母さんみたいな気分になって、

お母さんたちは忘れてた何かを思い出す感じで、

言葉にならない気持ちを、わあわあ言ってた。

 

お産のとき一番頑張ってるのは誰でしょう?

という質問に、

なぜか「お父さん」って大きな声で言ってる子がいて、

お母さんたち大爆笑。

いやいやいやいや、それはない!

全員が総突っ込みしてて笑ってしまった。

 

その後、子宮の模型が登場し、

中に入っていた男子が胎児の役を名演、

実際のお母さんのもとへ這って行って

お母さんにだっこされて、おんぎゃーと声をあげるという。

みんなの前でやらなきゃいけなくてやってたことだろうけど、

お母さんも息子を抱きしめた途端、

何か思うところあったのかもしれない。

少し長めに優しく抱きしめていた。

きっとそれぞれに、今に続く物語があるのだと。

 

「いのちの大切さ」とストレートなテーマに対し

お尻がもぞもぞしてしまってた私だけど、

最後に助産師さんが、

どんな命にも必ずいいところがあります。

絶対そうです。

あなたは自分の良いところを知っていますか?

自分なんかダメだと思っていませんか?

絶対にそんなことはないんです。

精子卵子が出会ったのはものすごい奇跡です。

3億の精子の中からたった一つが、

たまごにたどり着いた、それがあなたたちです。

お母さんが命をかけて一生懸命産んでくれた命です。

 

とお話していて、

たぶん、ちびこが帰ってきたら

きっと目がウルウルしてるのを覚悟した。

 

一番、心に残ったのは、

 

その都度、精巣で作られる精子とは違って、

女の子は生まれた時から卵子を一生分持っているんだね。

それが年齢とともに少しずつ減っていく。

なぜそのことが、切なく思えたのか理由はわからない。

愛する人の子供を産むために

そういう尊いものに出会うために、

生まれた時から準備されてる。

待っている。そのときを。

チャンスは少しずつ減っていく。

そういう運命の生き物。

とりあえず、それはもうこの時代、

選択の自由でもあったり、

そうしたくても出来ないこともあるので、

センシティブな話になっちゃうから

この辺でやめるけど

本質的な女性っていうものを捉えた一瞬でした。

 

 

そんな女の人のこと、男は大事に大事にしないとね。

いや、してるのかもね。

してたつもりが、自分の大きな夢に夢中になって

忘れてたり、後に引けなくなったりね。

女性もね、大切にされていても気づかなかったりするのかな。

愛される価値が自分にないような気がしたり、

知らぬ間に男と競争してたり、

意地があきらめになったり。

でも本当はね、それぞれの違いをリスペクトしあいながら

信頼していつまでもともに歩いて行けたらいいよね。

あたしは歩けてないけどwww

 

あれ、なんでこんなこと書いてるんだろう。

と思ったら、ちびこが帰ってきてやっぱウルウル。

わたしを産んだ時の話をして、ママ。

と、抱き着いてくる。

ママになってるし💦

 

 

えー、はい。

えーと、あの時は予定日を少し過ぎてたのに

あたしは締め切りで…

破水したのにバスタオル巻いて映像編集してました。

そして無事納品が終わってから助産院行ったよ。

夜食のお弁当もデパ地下で買った。

お腹痛かったけど、疲れ果てて夜中の12時まで爆睡。

でもいよいよ痛くて起きて、生まれたのは夜中の4時。

しかも週末で、料金がめっちゃ高くなっちゃった。

昼に産めばよかった…。

 

そうじゃないの! 

ママの体が出産近くのころ、

どんなに大変だったか教えて。

 

えっ

 

ママもう39だったから、糖尿病の疑いやら何やらで。

むくむし、動けないし、でも仕事は山盛りだし。

 

夜中じゅう仕事して朝8時に寝て昼におきる。

そんな生活。

赤ちゃんにごめんね、ごめんねってたくさん謝ってた。

赤ちゃんもしんどくなるとお腹張ってきてね、

その時だけソファーで休んで。

ごめんね、ごめんねって。

なのにこんなに元気に生まれてきて。

それだけでも本当は感謝感謝だよね。

 

…って、ちょっと、ちびこの意図と

話は、ずれていたみたいだけど、、、

 

 

お母さん、ありがとう

 

…それがやりたかったか…。

 

 

違う違う違う。

えっとそうじゃなくて、、、、

でもまあいっか。

 

そのあと、ちびこは。

 

 

今日はいじめてくる子に言ってやったの。

ほんとに男って精神年齢低いわねえ。

ばっかみたい。

そう言ってやったんだよ。

言えたよ。

 

そっか。

そうでしたか。

 

 

思春期の始まりね。

長い長い物語がこれから始まるのね。

 

お母さんはもう卒業したいの。

まあるくなりたい。

それでもう見事に女性を生ききって

生まれ変わらなくてもいいように死にたい。

 

ああ、ラーメン食べに行っちゃおうかなあ。

ひとりで。

 

男もつらいけど、女もつらいのよ。

友達になれたらいいのに。

くたびれる毎日 話がしたいから

思い切り大きな字の手紙 読んでね

 

矢野顕子さんもそういってます。